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VAIO TYPE PでReadyBoostを使ってみた [VAIO Type P(モバイルPC)]

 いつも持ち歩いている「VAIO TYPE P(店頭モデル)」。先日willcomのつなげ放題980円を契約し、外で使用する機会がどんどん増えています。個人的には満足な一品となっている「VAIO TYPE P」ですが、私の持っている「VAIO TYPE P(店頭モデル)」に対してネット上での評判はイマイチだったりします。

DSCN3462.JPG

 Z520という鈍足CPU・マッタリHDDの組み合わせにより、人によっては我慢の限界を超える処理速度を持つ恐るべきモバイルPCなのです。まぁ私としてはそんなに問題ないんだけどねぇ(確かに処理速度は遅いけれど、キレるほど遅いとは思ってないので)。

 でもやっぱりパソコンである以上、処理速度を速くする事ができるのであれは速いほうが良いに決まっています。

 そこで、このPCを使っている方の間でも賛否両論となっている「ReadyBoost」を試してみることにしました。


 元々メモリが少ないPCでWindows Vistaを使用する際に、外部メモリ(高速なUSBメモリ等)を使うことでPCの高速化につながるというこの「ReadyBoost」。

 「VAIO TYPE P」には既に2GBのメモリが搭載されているので恩恵が無いだけでなく、使用する外部メモリによっては遅くなるということで意見が分かれているんだよね~。

 というわけで、今回実験に使ったのはこちらのメモリ。

DSCN4439.JPG

 ・A-DATA SDHC Card 16GB Class6
    秋葉原価格3,000円前後の激安SDHCカード
 ・SANDISK ExtremeⅢ 200X Class6
    秋葉原価格3,580円前後のお高級SDHCカード

 普段は激安メモリーしか買わない私が「SANDISK ExtremeⅢ」を買うなんてなぁ。きっと一生に一度だな。うん。

 パッケージも普段買っている激安メモリーカード系にありがちなブリスターパックではありません!

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 ちなみにこの「SANDISK ExtremeⅢ」ですが、スペックは「Read:MAX200倍速(30MB/s)、Write:MAX200倍速(30MB/s)」という爆速カードだったりします。「Class6」なんて表記は、最低速度が6MB/sを保障されていれば付けられるからあまり速さの基準にならないんだよねぇ~。

 というわけで「ReadyBoost」未使用時と、この2枚のSDHCカードで使用したときの速度を測ってみました。

 1 PCの電源を入れてから、「ようこそ」の表示まで
 2 PCの電源を入れてから、デスクトップが表示される
 3 PCの電源を入れてから、起動時のディスクアクセスがほぼ完了するまで

 4 ディスクアクセスが無い状態からのMS-Wordの起動
 5 ディスクアクセスが無い状態からのMS-Excelの起動
 6 ディスクアクセスが無い状態からのメディアプレイヤーの起動
 (4.5.6はディスクアクセスがほぼ終了するまで)

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Windows Vista Home Basic SP2+非公開Hotfix
1 1分20秒
2 1分40秒
3 2分40秒 

4 13秒
5 6秒
6 10秒

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Windows Vista Home Basic SP2+非公開Hotfix
ReadyBoost使用 A-DATA Class6

1 1分20秒
2 1分45秒
3 10分10秒

4 15秒
5 4秒
6 5秒

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Windows Vista Home Basic SP2+非公開Hotfix
ReadyBoost使用 Sandisk ExtremeⅢ Class6

1 1分20秒
2 1分30秒
3 8分50秒

4 15秒
5 3秒
6 5秒

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 「ReadyBoost」を使用すると、PC起動時にはアホかというぐらいディスクアクセスが続きます。もうねぇ、ハードディスク内のファイルを永遠と書き続けているっていう感じ。

 実際に起動してからはMS-Wordの起動こそ少し遅くなったものの、他のアプリケーション等は「ReadyBoost」未使用時よりも少しだけサクサクになりました。あとHDDアクセスランプの点灯が激減するので、バッテリーにも優しくなってるのかな?
 
 A-DATAとSandisk ExtremeⅢの差は、純粋にメモリカードの速度差だと思います。

 ちなみに一度スリープ状態に入れてから解除した時には、この長ったらしいディスクアクセスは起きません。あくまでもPC起動時だけ。まぁシャットダウン時も「ReadyBoost」を使用している時の方がちょっと時間がかかるような気がしますケド。ただ、スリープ状態にする時とOSを再開させる時の時間は「ReadyBoost」を使っている時の方が物凄く短縮されているような気がする・・・。

 普段PCを持ち歩いていて、使うたびに電源をオン・オフする人には「ReadyBoost」はお勧めしません。何と言っても起動時にとてつもなく長いディスクアクセスタイムに突入してしまいますから ^^;

 逆にスリープモードを多用する人で「若干とはいえ速度が改善する場合もあるなら」とか「バッテリーの持ちが良くなるおまじないとして」という人には良いのかもしれません。ただし、アクセス速度がやたらと遅いメモリーカードを使うとどうなるか分かりませんけど^^;

注:インストールしているソフトや使用環境によっては今回と異なる結果が出るかもしれません。なので参考程度に見てもらえればと思います。

SanDisk EXTREME III SDHCカード 4GB 30MB/秒 スリムパッケージ SDSDX3-004G-J31

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  • 出版社/メーカー: サンディスク
  • メディア: エレクトロニクス

SanDisk EXTREME III SDHCカード 8GB 30MB/秒 スリムパッケージ SDSDX3-008G-J31

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