3Dプリンタを比較してみた [3Dプリンタ(本体)]
約1年半前から我が家で動いており、ネット上の評判としてはかなり悪い部類の「Abee Scoovo C170」。
アメリカのamazon等でも評価の高く、先日購入したばかりの「qidi X-one」。
せっかくなのでこの2台の3Dプリンタで出力したものを比較する事にしました。
注:それぞれのメーカーが推奨しているフィラメントを使い、スライサーの設定値もそれぞれに合わせた環境で出力していますが、今回の出力結果には個体差やスライサーによる設定の違い等があると思います。あくまでも私の家で稼働している2台での評価ですので他の方と違う結果となっている可能性がありますので、もしこれから3Dプリンタを買う場合の判断に思われる方はあくまでも参考程度のものとして見て頂ければと思います。(今回の出力物の為だけの設定追い込みはしていません)
今回比較用に出力するのはこちら、
私の家でポチポチと作成している1/4サイズのミニパソさんw
(Raspberry Pi等ミニコンピュータ用のケース)
このPC-9801 FAタイプのケースを出力して比較する事にしました。
まずはRapberry Pi Aを収納するケース本体から
積層痕の整い具合から「qidi X-one」の圧勝という感じ。
それとノズルの脇に配置されているファンの有無の関係からか、各端子にアクセスする窓(特に空中で繋がる部分)の出来はかなり良いです。
単純な「ケース」としてみた場合、どちらも問題なく使えますが、塗装等をせずに無加工で使うのであればやっぱり「qidi X-one」かなぁ?
お次はキーボード
積層痕の有無は「qidi X-one」の方がやっぱり上。
細かいパーツなので積層痕のズレが致命的となる部分、キーのまとまり具合は「Abee Scoovo C170」にはちょっとキツイですね。
ただ、キートップの出来は「Abee Scoovo C170」の方がキートップ中央の凹の部分が少し良いような気も・・・
そして最後となるフェイスパネル
積層痕については相変わらず「qidi X-one」の方がキレイなんだけど、PC-9801の特徴である左下のフィンの部分。
ここってデータ上はみんな同じ太さに作ってあるはずなのですが、「qidi X-one」の方は太さがバラバラ・・・
私が作っているケースの場合、外周の積層痕なんかはパテで盛っては削って~と加工するので正直どうでも良いのですが、このフィンの部分は後で加工がしにくい部分なので、この部分が整っていない「qidi X-one」は私にとっては何とも言えない・・・
注:その後、設定を見直してこのパネル用に設定の追い込みで出力できるようになりましたが、現在はあくまでも「フェイスパネル(しかもフィン)専用」の設定となってしまっている、今回の比較には採用していません。私は出来ることなら全て共通の設定で運用したいという面倒くさがりですから・・・w
まぁ、なんでしょうねぇ。
私の手元にある2台に限っては、「積層痕の整い具合は「qidi X-one」の方が上だけど、それ以外はまぁどっちでもいいやw」ぐらいな感じ。
そもそもミニパソのケースを作る時って、削ってパテ盛って、また削ってから塗装を・・・みたいな工程なので、私の用途での2台の差ってほとんど関係ないですからね ^^;
現在作成中でこれからパテ盛り作業に入る「Power Macintosh G3 MT」っぽいミニチュアPC(Raspberry Pi Zero w用)とか、
まだまだデータ作成中のSONY MSX2 HB-F1XD(こちらもRaspberry Pi Zero w用)とか、
まだやりたい事がいっぱいあるので、これからも元気に動いてもらわないといけない3Dプリンタさん。
とりあえず、出力のスピードは圧倒的に「qidi X-one」の方が速いので今後はこちらをメインにして、出力に時間がかかり過ぎる時には2台構成という形で運用していこうと思います。
(Abee Scoovo C170もスピードは上げられるけれど、綺麗に出力できなそうなのでやってないw)
さて、パテ盛り頑張るべw
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