激安3Dプリンタを買っての感想(Abee Scoovo C170) [3Dプリンタ(本体)]
3Dプリンタを購入してはや3週間。
なぜ今まで3Dプリンタ本体の事については書いてこなかったのかというと・・・
「この機種、評判が悪いから」
この一言だけです。
というか、評判が悪いせいなのかとても安く買えたので、個人的には満足なんですけどね ^^;
どのぐらい安く買えたのかというと、定価18万円に対して購入価格は4万円ぐらい♪
もちろん新品です。
インクジェット複合機に少し足しただけで3Dプリンタが買えるとかどーなってるの!?
そりゃ3Dでのデータ作成&3Dプリンタ未経験の私も興味本位で買いますわw
そんな訳で我が家で順調に動いている3Dプリンタ「Scoovo C170」はこちら
なにげに大きいです。
小型レーザープリンタのNEC PR-L5600Cよりも大きいです。
(Scoovo C170の裏に写っている黒い箱ね)
ネットでこの製品のインプレを見てみると、「まともに出力できない」「時間とお金の無駄」「うるさい」・・・と評判が悪い事もあり、実際に少し使ってから感想を書こうとしたので今頃のアップとなりました。
まずこの筐体、当初はオープンキューブという会社で販売していたのですが、現在はPC自作ユーザーなら聞いたことがあるであろうアビーでの扱いになってます。
元々オープンキューブ自体アビーの子会社だったのかな?
そんな事もあってか筐体はアビーっぽい作りとなっております。
そんなScoovo C170ですが、ネットでよく見かけるこのプリンタの特徴を私なりにまとめてみました。
・騒音について。
私の部屋にはカッティングプロッタ2台(クラフトロボ、シルエットカメオ)と彫刻機(メタザ)1台が転がっていますが、それらと比べると遥かにマシなので個人的にはこの騒音問題は許容範囲内となっています。
ただ、ほぼ同時に購入した友人はこの騒音問題に耐えられず眠る事も出来なかった為、クローゼットの中に押し込んで使用していたり・・・
動作時の音量的には60デシベル前後だけれど、一定の音ではなく音楽を奏でているみたいな音なので人によってはかなりイラつくかも?
(ちなみにカッティングプロッタの騒音は70デジベル弱なのでこんなものではありません)
私自身は動作中でも問題なく寝られるけどね ^^;
・ちゃんと出力できるのか?
「まともに出力できない」と言われると、例えばスライムがバブルスライムになるとか、四角を出力すると球体になるとかそんな事を思っていたけれど、我が家のScoovoさんは特に問題無く動いてる模様。
しいて言うと、データと比べて「0.1~0.2mm程度の誤差は普通に発生する」って事ぐらい?
まぁ私としては全く気にしていませんが、精密部品を作る等の用途によっては致命的なんだと思う。
んで、「他の3Dプリンタではそんな誤差は発生しない」もしくは「誤差がもうすこし少ない」って事なのかな?
ちなみに本体を購入してテストプリントで初めて出力したのはコレ
特に問題なく出力されました。
プリンタを買って3週間ほど経ちますが、今のところ「出力できない!」という事態には直面してません。
(本体のカスタム等は一切行っておらず、付属のソフト、純正フィラメントを使用しています)
・誰でも使えるか?
何の知識も持たなかった私が使えているので大丈夫だとは思うけれど、これは何とも・・・
とりあえず付属のマニュアルが不親切!!
だってペラのマニュアルが数枚入っているだけなんだもんw
付属していたのは「設置編」「フィラメントの装着編」とかその辺までという、前代未聞のマニュアルでした orz
ペラではなく冊子タイプにして、「1から順を追って行くことでサンプルデータの出力まで出来る!」みたいなマニュアルなら良いんだけどねぇ~。
なのでこれについては何とも言えません。
購入価格が安いとはいえ、「失敗しても構わない!」という人にしか勧められないかも?
今回、私と同じように値段だけでこの製品が気になっている人もいたらと軽くまとめてみました。
ほらっ、人によっての感覚の違いって大きいじゃないですかっ。
インクジェットプリンタでの写真出力だって、4000円程度で売られているカラーインクカードリッジ一体型のプリンタで満足する人もいれば、7色インクを採用していて写真出力を謳っているプリンタでも不満が出る人もいるし・・・
少しばかり肯定的な事を書いてみたけれど、ネットを見るとトラブルに見舞われた方が多いのもこれまた事実なので、私が購入した製品が今のところたまたま問題なく動いているだけなのかもしれない。
でもまぁ、安く買った本体で今のところは普通に遊べているので、個人的には満足しているのが現状ですな。
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